「音声配信」を使って入試に向けた実践的なトレーニングを!
小学校入試対策の重要な要素のひとつとして、「聞く力」があげられます。この記事では、「音声配信」を使って入試に向けた実践的なトレーニングをするための具体的な方法を、理英会出版の「家庭学習セット」を例にお伝えします。
小学校入試において「聞く力」の重要性とは
小学校受験の入試問題は文字を読んで解くわけではなく、先生が読み上げる問題文を聞いて取り組みます。そのためお子さまには、集中力を高めて、しっかり内容を聞き取る能力が必要となってきます。
近年は録音された音声を流すスタイルの出題が増えていますので、肉声ではない「録音音声」に慣れておくことも大切でしょう。入試直前期には、お子さまの「聞く力」にも注意を向けながら、入試対策を進めることをおすすめします。
「録音音声」を活用する!
小学校入試対策として「聞く力」をトレーニングするには、問題文を読み上げた「録音音声」を活用するとよいでしょう。
問題文の読み上げ音声は、おうちの方の声で録音されてもよいですが、入試本番では、初めて聞く声で取り組むことになりますので、普段なじみのない声で録音した音声を使用すると効果的です。市販されている音声付き問題集を活用するのもよい方法です。
「家庭学習セット」が対応!
理英会出版の教材の中では、「家庭学習セットA・B・C」が音声配信に対応しています。「家庭学習セット」は入試本番を想定した実践的な学習がおこなえる教材です。
特長 ①
ドリル(全9冊)の読み上げ音声を無料で配信しています。音声配信を利用して「聞く力」を伸ばすトレーニングができます。
特長 ②
問題文読み上げのあと、問題を解くために必要な「解答時間」を設けていますので、本番のテストのように「問題を聞く」~「問題を解く」までが1つの流れとして取り組める仕様です。
音声配信は理英会オンラインストアで公開中です!ぜひ試聴してみてください。
音声配信を使った実践的な学習方法の紹介
入試本番に向けた実践的な学習をする場合は、学習環境を入試の環境に近づけるとより効果的です。
「家庭学習セット」の音声配信を使ったおすすめの学習方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
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事前準備
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筆記具を用意し、机の上置いておく
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ドリルから使う問題を切り離し(あるいは付箋を貼り)、机の上に揃えて置いておく
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音声配信の用意をする 再生する音声の順番はメモをしておく
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書き間違えたときの訂正印(=等)を決め、お子さまに伝える
家庭学習セットはA(入門)→B(基礎)→C(応用)の3ステップ方式です。
音声配信を利用する場合は「耳慣らし」を兼ねてA(入門)→B(基礎)→C(応用)と順番に取り組むのが理想です。お子さまの「理解度確認」もできます。そして、入試前にC(応用)が終わるよう、あらかじめ余裕をもったスケジュールを組んでいきましょう。
おうちの方が注意する点
入試会場の環境に近づけるため、録音音声で出題する際はイヤホン・ヘッドホンは使わずスピーカーを使用しましょう。おうちの方は途中で声をかけたり、ヒントを出したりせず、粛粛とおこないます。また、お子さまが答えられない問題があった場合は
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問題が聞き取れずに解答ができなかったのか?
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問題自体を理解できていなかったのか?
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解答時間が足りなかったのか?
を見極めておく必要があります。理由がわかったら、別途対策をします。また、できなかった問題があってもお子さまを責めないようにし、次回に向けて前向きな声がけをしましょう。お子さまが「できる」という気持ちを持ち続けられるようサポートすることが大切です。
hint! できなかった問題の強化や、苦手克服には、単元別ばっちりくんドリルがおすすめです。
hint! できなかった問題の強化や、苦手克服には、単元別ばっちりくんドリルがおすすめです。
おうちの方が確認する大切なポイント
録音音声を使った実践的なトレーニングをしていくうえで、おうちの方が確認するポイントは以下の3点です。
この3点を意識して、お子さまの習熟度をチェックしていきましょう。
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問題をしっかり集中して聞き取れているか?
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解答時間内に、素早く正確に解答ができているか?
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問題が解けなかったとしても焦らず、次の問題に気持ちを切り替えているか?
これらは、幼児にとっては大変むずかしいことですが、日々の積み重ねで身についていきます。
たとえば夏休みの時間などを使って、継続的に学習が進められるように計画を立ててみてはいかがでしょうか。