ひもとおしとはどんな知育玩具?指先・集中力が育つ幼児にうれしい効果と選び方
ひもとおしは、ひもを穴に通して遊ぶ、幼児期の定番の知育玩具です。「何歳から始められるの?」「どんな力が育つの?」「子どもに合ったものはどう選べばよいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、ひもとおしで育つ力や年齢別の楽しみ方、選び方をやさしくご紹介します。お子さまの発達や興味に合わせて、親子で「楽しい!」「できた!」を積み重ねていきましょう。
ひもとおしとは、どんな知育玩具?

ひもとおし(紐通し)とは、ひもやひも状のパーツを、ビーズや台紙の穴に通して楽しむ遊び、またはその知育玩具のことです。昔から親しまれてきた定番の遊びで数多くの玩具が販売されています。
一見シンプルですが、「穴をねらう」「ひもの先をつまむ」「向こう側に引き出す」と、いくつもの動きを組み合わせて行う、奥の深い遊びです。主に次のようなタイプがあります。
- ビーズ型:木製やプラスチックのビーズに、ひもを順番に通していくタイプ。色や形を選びながら、ネックレスやブレスレットづくりにも発展します。
- ボード型:穴のあいた台紙やボードに、ひもを通して形や模様を作るタイプ。「見本と同じ模様を作る」など、考える要素を加えやすいのが特長です。
ビーズ型は「通す」動き、ボード型は「通して形を作る」遊びへと、お子さまの成長に合わせて選びやすいのもうれしいポイントです。
ひもとおしは何歳から?年齢別の楽しみ方

ひもとおしは、1歳半〜2歳ごろの「穴にひもを通す・抜く」という動作を楽しむところから始まります。3〜4歳になると、模様づくりや見本通りに並べるなど、遊びの幅をさらに広げることができるでしょう。
以下の表は、年齢別の楽しみ方の目安です。発達には個人差がありますので、年齢はあくまで参考程度にし、お子さまの様子を見ながら楽しんでみてください。
| 年齢の目安 | 楽しみ方の目安 | ここがポイント |
| 1歳半~2歳ごろ | 大きな穴に、ひもやスティックを通す・抜く | 「入った!」「抜けた!」をくり返し楽しむ時期 |
| 3歳ごろ | ビーズを順番に通す/好きな色を選んで通す | 短い時間でも、夢中になれれば十分 |
| 4歳ごろ | ボードにひもを通して、形や模様を作る | 「見本と同じ形」に挑戦するなど、考える遊びへ |
| 5歳ごろ~ | 固結び・ちょう結びの練習へ発展 | 手順のある遊びにじっくり取り組めるように |
最初は「通すだけ」でも大丈夫。慣れてきたら、色の順番を決めたり、模様を作ったりと、少しずつ遊びを広げていきましょう。
ひもとおしで育つ力|指先・集中力から非認知能力まで

ひもとおしは、遊びながらさまざまな力を育てます。ここでは代表的な3つの力に加えて、近年注目されている「非認知能力」とのつながりもご紹介します。
① 指先の巧緻性(手先の器用さ)
細いひもの先をつまみ、小さな穴をねらって通す——ひもとおしは、指先を細かく・思いどおりに動かす「巧緻性」を楽しみながら育てます。この力は、ボタンをかける、ちょう結びをするなど、毎日の生活の動作にもつながっていきます。
② 集中力とやりぬく力
「どこに通せばよいかな」「もう少しで通りそう」と考えながら取り組むことは、一つのことに集中する経験になります。そして、最後の一つまで通しきった経験は、あきらめずにやりぬく力につながります。
③ 色・形・順番の認識
「赤の次は青」「丸の次は四角」と考えながら通すことで、色や形、順番といった概念への理解も深まります。ボード型で模様づくりに取り組めば、「どこに通せば同じ形になるかな?」と考える力も働きます。
④ 「できた!」が育てる自己肯定感
幼児期に大切に育てたい力として注目されているのが、数値では測れない心の力「非認知能力」です。指先を細かく動かす遊びは脳のさまざまな部位を刺激するといわれ、集中力・やりぬく力に加えて、自分の手で完成させた喜びが「ぼく、できた!」「わたし、できた!」という自己肯定感を育てます。おうちの方やきょうだいと一緒に取り組めば、相手の様子を見る、作品について話す、道具を譲り合うといった経験にもつながります。
ひもとおしは「親子で一緒に」がいちばん|言葉かけのコツ

知育玩具は、お子さまがひとりで集中して楽しむこともできますが、おうちの方と一緒に遊ぶことで、楽しみ方を広げやすくなります。幼児期のお子さまは、大好きな人と一緒に取り組むことで、より遊びに夢中になりやすいものです。
それは、ひもとおしにも言えることです。隣で同じようにひもを通してみせるだけで、「やってみたい!」と目を輝かせることでしょう。
過程を認める言葉かけを
できあがりだけでなく、取り組む過程を認める言葉かけを意識してみてください。
- 「最後まで通せたね」「ここまでがんばったね」——過程を認める言葉
- 「次はどの色にする?」「どうやったら通るかな?」——考えを引き出す言葉
- 「ママ(パパ)はこうやってみるね」——やり方を押しつけず、見本を見せる言葉
うまくいかない日があっても大丈夫。「惜しい!あと少しだったね」と一緒に悔しがり、できた日には一緒に喜ぶ。そのくり返しが、お子さまの挑戦する気持ちを支えます。
会話のやりとりそのものが学びに
「これは何の形に見える?」「同じ模様を作ってみようか」——そんな会話のやりとりは、言葉の発達やコミュニケーションの力にもつながります。上手にできたかどうかよりも、「一緒に楽しかったね」で終われることを大切にしてください。
ひもとおしの選び方のポイント

はじめてのひもとおしを選ぶときは、次の4つのポイントを目安にすると、お子さまに合ったものを見つけやすくなります。
- 穴とパーツの大きさ:はじめは、大きな穴・大きめのパーツ・持ちやすい太さのひもが扱いやすく、「できた!」を味わいやすくなります。
- 安全性:口に入れても安心な素材か、塗料や仕上げに配慮があるかを確認しましょう。
- 遊びの発展性:「通すだけ」から「模様を作る」「結ぶ」へと、成長に合わせて長く楽しめるものがおすすめです。
- 手ざわり・素材:木製のあたたかな手ざわりは、指先の感覚を育てるうえでも心地よい刺激になります。
【誤飲へのご注意】
小さなビーズやパーツは、3歳未満のお子さまには誤飲のおそれがあります。遊ぶときは必ずおうちの方が見守り、対象年齢の表示を確認したうえでお選びください。
理英会出版の「親子で学ぶ ひもとおしW(ダブル)」
理英会出版では、幼児教室「理英会」の指導現場で培った知見を生かし、ご家庭でも幼児期のお子さまの学びに取り入れていただける知育教材を開発・販売しています。

「親子で学ぶ ひもとおしW」は、穴のあいたボードにカラフルなひもを通して、形や模様を作る知育教材です。3×3・5×5・9×9の3種類のひもとおし板が各2枚ずつ入っているため、おうちの方とお子さまが一緒に取り組むことができます。
ひもを穴に通して指先を細かく動かすだけでなく、「どの穴に通せば同じ形になるかな」と位置を確かめたり、見本と見比べたりする遊びにも広げられます。また、自由にひもを通して、好きな形や模様を作ることもできます。

「親子で学ぶ ひもとおしW」の詳しい使い方・遊び方の動画・作品ギャラリーは、こちらのページでご紹介しています。
使い方はこちら ▶ もっと学べるコンテンツ
商品詳細はこちら▶親子で学ぶ ひもとおしW
まとめ
- ひもとおしは、指先の巧緻性・集中力・形や色の認識を育てる定番の知育玩具
- 年齢に合ったものを選べば、「通す・抜く」動作は1歳半~2歳ごろから楽しめ、3~4歳ごろになると、形や模様を作る遊びへ広げやすくなる
- 集中して取り組み、くり返し試す経験は、やりぬく力や「またやってみよう」とする気持ちを育み、非認知能力の土台づくりにつながります。
- おうちの方と一緒に取り組むことで、遊び方や会話を広げやすくなる
- 選ぶときは、対象年齢、安全性、扱いやすさ、遊び方の広がりを確認する
理英会出版の「親子で学ぶ ひもとおしW」は、親子で同じ教具を使いながら、一緒に取り組める知育教材です。
お子さまの「できた!」という笑顔を楽しみに、ご家庭のペースで、ひもとおし遊びを日々の生活に取り入れてみてください。
よくあるご質問
Q. ひもとおしは何歳からできますか?
A. 商品や遊び方によって異なりますが、大きな穴や扱いやすいひもを使った「通す・抜く」遊びは、1歳半〜2歳ごろから楽しめる場合があります。 模様づくりなどに本格的に取り組みやすくなるのは3〜4歳ごろです。
Q. ひもとおしでどんな力が育ちますか?
A. ひもの先をつまんで穴に通すことで、指先を細かく動かす経験ができます。また、色や形、位置、順番に目を向けたり、集中して取り組んだりする遊びにも広げられます。最後までできた経験は、達成感や「もう一度やってみたい」という気持ちにもつながります。
Q. 飽きてしまったときは?
A. 通す色や順番を決める、見本と同じ形を作る、おうちの方が作った形をまねする、自由に模様を作るなど、課題を少し変えてみましょう。おうちの方が隣で一緒に取り組むことも、もう一度遊びたくなるきっかけになります。
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