「3段階チェック式 領域別問題集」を使った、入試問題理解度チェックとは?
小学校入試に向けて、「今までの学習の理解度をチェックできる方法はないか?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、「3段階チェック式 領域別問題集」を使った、理解度チェックの方法をお伝えします。 「3段階チェック式 領域別問題集」には、「領域」「能力」「難易度」がひと目でわかるインデックスがついていますので、入試に向けた定着度が確認しやすい仕様となっています。「3段階チェック式領域別問題集」を使って、お子さまの入試問題理解度をチェックしてみませんか?
- 「領域別問題集」ってどんな問題集?
ベースにあるのは、理英会の「3D単元マッピング」
過去3年間の出題比率と、「領域別問題集」の関係 - 2022~2024年度小学校入試の出題傾向
- 「領域別問題集」を使って子どもの理解度をチェックする方法
- 全ページミシン目付きなので使い方は工夫次第
- 「領域別問題集」いつ使えばいい?どう使えばいい?
- まとめ
家庭学習での理解度確認と対策の重要性
志望校合格に向けて
「領域別問題集」ってどんな問題集?
理英会出版では、理英会の出口調査情報をもとに、首都圏・関西圏の私立・国立小学校の入試問題を家庭学習用に編集した「そっくり問題集」を発行しています。
「3段階チェック式 領域別問題集」は、「そっくり問題集」で過去3年間に収録した問題を、5つの領域(数量・言語・図形映像・自然科学・生活常識)、5つの能力(知識力・処理力・記憶力・比較力・推理思考力)に分類したうえで、3年間の出題比率に合わせて問題を精選し、類題として編集した問題集です。
5つの領域 数量・言語・図形映像・自然科学・生活常識
5つの能力 知識力・処理力・記憶力・比較力・推理思考力
3段階の難易度 段階1・段階2・段階3
ベースにあるのは、理英会の「3D単元マッピング」
「3D単元マッピング」とは、 理英会の立体的カリキュラム構造のことです。
縦軸に「領域」、横軸に「能力(幼児期に必要な力)」を配置し、マトリックス状に分類したうえで、レベルに区分しています。
3次元構造で分類を重ねることにより、お子さまの今の状態をしっかり把握できるシステムです。
過去3年間の出題比率と、「領域別問題集」の関係
グラフは「そっくり問題集」の過去3年間(2022~2024年度入試)に収録した問題の領域別出題比率です。
「3段階チェック式 領域別問題集」は、各領域の出題比率に合わせて問題数を決めています。近年の入試傾向が反映されていますので、効果的に学習に取り組むことができます。
2022~2024年度小学校入試の出題傾向
●前回の3 年間と比較して、全体として領域別の出題比率に大きな変化はありませんでしたが、言語領域の出題がやや増えている傾向がみられました。
●言語では、知識力の「音の理解」「同頭語・同尾語」、推理思考力の「音の組み合わせ」の出題が増えています。また、例年通り、記憶力の「話の記憶」が多くの学校で出題されました。
●数量と図形映像では、推理思考力の問題、自然科学と生活常識では、知識力の問題が多く出題されました。この傾向は前回の3年間から続いています。
「領域別問題集」を使って子どもの理解度をチェックする方法
入試に向けて、お子さまの今までの学習の理解度をチェックするには、「3段階チェック式 領域別問題集」のインデックスページが役立ちます。
このインデックスページには、問題ごとに「領域」「能力」「難易度」の項目があり、その問題の特性が一目で分かる仕様となっています。お子さまの解答内容と照らし合わせて、「できた」「できなかった」をチェック欄に記入していきましょう。そのうえで全体を見て、「どのような問題が理解できていて、どのような問題が理解できていないのか」「難易度のレベルはこの時期の目指すところまで達しているのか」をしっかり分析をしていきましょう。
特に、「能力」の部分に注目してください。問題の「難易度」や「領域・単元」を気にされる方は多いと思いますが、実は「能力」の部分がとても大切です。同じ領域の問題でも、必要な能力は問題によって違います。また、「知識力」「処理力」「比較力」がしっかり身についていないと、総合的な能力が必要な推理思考力の問題でつまずいてしまいます。どんな能力が必要とされている問題なのかをしっかり把握し、お子さまの理解度を正確にチェックした上で、次の学習に反映させましょう。
また、このインデックス表には「単元別ばっちりくんドリル※」の対応リストもついていますので、苦手な問題や、強化したい問題の対策にもお役立ていただけます。
全ページミシン目付きなので使い方は工夫次第
全ページにミシン目がついていますので、必要なページを切り離してご活用いただけます。絵カードや提示用カードもミシン目付きです。厚めの用紙を使用していますので使いやすく丈夫です。
お子さまに合わせたオリジナルプリントセットを作ることもできます。
- 得意問題のみをセレクトした「自信をつけるプリントセット」
- 苦手問題のみをセレクトした「弱点克服プリントセット」
- 志望校の傾向に合わせてセレクトした「志望校別プリントセット」 など
ページを切り離して使うだけでなく、目的を決めて集めて使うことで活用の幅が広がります。
「3段階チェック式 領域別問題集」 いつ使えばいい?どう使えばいい?
下記のモデルケースを参考に、お子さまの進度を確認しながら学習を進めることをおすすめします。
段階1 ★入試問題を体験
基礎問題で得意・苦手を把握
基礎的な良問が多く、定着度の確認ができます。プリント学習が本格的になり始めるこの時期に取り組むのがおすすめです。考え方や解き方をお子さまと確認しながら進めましょう。
段階2 ★★ここまでがんばろう
基本問題で実践力を強化
入試に向けて押さえておきたい問題です。具体的に志望校が決まってくるこの時期、さまざまな問題に触れプリント力をつけていきましょう。ここでできなかった問題は、単元別ばっちりくんドリルなどで復習してからもう一度解くことを繰り返しましょう。
段階3 ★★★入試で差がつく問題
応用問題や複合問題にチャレンジ
設問数や条件が多い問題、複数領域にまたがった問題が中心です。合格に向けて力を伸ばしていくこの時期、お子さまの学習の定着度や志望校に合わせて取り組みましょう。
まとめ
家庭学習での理解度確認と対策の重要性
私立・国立小学校を受験する年長さんにとって、家庭学習は非常に重要です。その中で、お子さまの理解度を都度確認できる問題集を活用することは大きな助けとなります。理解度を把握することで、「どこまで理解できているのか」「苦手な分野はどこなのか」をしっかり見極めることができます。これにより、効率的な学習計画を立て、入試対策を万全にすることが可能となります。
志望校合格に向けて
「3段階チェック式 領域別問題集」を活用することで、お子さまの理解度をしっかり把握し、効果的な対策を行うことができます。志望校合格に向けて、着実に学習を積み上げ、お子さまの成長と合格の喜びを、共に目指して頑張っていきましょう。
※2019~2021年度版 領域別問題集のインデックス(単元別ばっちりくんドリルに対応)は「こちら」からダウンロードできます。