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小学校受験でよく出る課題とは?出題内容と5つの試験形式を知って受験準備を効率的に

小学校受験でよく出る課題とは?出題内容と5つの試験形式を知って受験準備を効率的に

小学校受験を検討し始めると、まず「どんな試験が行われるのか」という壁に突き当たります。小学校受験は他の受験とは違う形式の出題がされるので、全体像が見えにくいのが最初の壁です。 この記事では、小学校受験で実施される主な試験の形式領域と、それぞれの形式で見られている分野や能力を具体的に紹介します。試験の全体像を把握することが、準備の第一歩になります。

目次

小学校受験の5つの形式と分野

①ペーパーテスト(知能分野・行動分野)

多くの私立小学校で実施されるのがペーパーテストです。制限時間内に複数の問題を解いていきます。出題される領域は大きく5つに分かれます。

図形映像では、積み木の数を数える問題や、図形を回転・反転させたときの見え方を問う問題が頻出です。頭の中で立体や平面を操作する力が求められます。

数量では、物の数の比較や、増減の計算、分配の問題が出ます。数字を使わず、絵を見て数を把握する問題がほとんどです。また、数列につながる問題なども出題されます。

言語では、しりとりや同音異義語、言葉の仲間分けなどが出題されます。語彙の豊かさと、言葉のルールを理解しているかが問われます。

生活常識では、季節の行事、生活マナーなどが、自然科学では、植物や動物の知識などが出題されます。家庭での日常体験が直接問われる領域です。

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②集団テスト(行動分野)

ペーパーテストに並んで重視されているのが集団形式で行われる行動観察です。複数の子どもたちがグループになり、自由遊びや集団ゲーム、共同作業などを行う様子を、試験官が観察します。

評価されるのは、ルールを守れるか、お友だちと協力できるか、困ったときに言葉で伝えられるか、指示をきちんと聞けるかといった点です。「正解」のある試験ではありませんが、だからこそ日頃の生活習慣がそのまま出ます。

一問一答のように短期間で対策できる領域ではなく、日常の積み重ねが問われます。

③運動テスト(運動分野・行動分野)

模倣体操、ボール運動、スキップ、平均台など、身体を使った課題が実施される学校もあります。運動そのものの能力だけでなく、「先生の動きを見てまねる」「順番を待つ」といった指示理解と行動のコントロールが同時に評価されます。

運動テストは家庭での準備が比較的取り組みやすい領域ですが、こちらも一夜漬けでどうにかなるものではありません。体を動かす機会を日常的に確保しておくことが基礎になります。

④実技テスト(技能分野・行動分野)

ちぎり絵、折り紙、紐結び、はさみを使った工作など、手先を使う制作課題や絵を描く絵画課題が出題されます。評価されるのは作品の出来栄えだけではなく、道具の使い方、後片づけの仕方、作業中の姿勢や取り組む様子も含まれます。

巧緻性は、練習量がそのまま結果に反映される領域です。紐結びやはさみの扱いは、日常的に繰り返し使うことで自然と身についていきます。

⑤個別テスト(知能分野・行動分野)

個別テストは、試験官と受験生が1対1、あるいは1対少人数で行う対面式の試験です。ペーパーテストでは測れない「言語能力」「思考のプロセス」「生活習慣」「対人マナー」などを評価することを目的としています。

簡単な質疑応答の他、数枚の絵カードを並び替えて筋道の通った物語を作る「お話づくり」や、おはじきや積み木などの具体物を用い、数の分割や、図形の構成などを実技形式で解いたりします。

頻出課題の具体例と家庭でできる準備

ペーパー:図形映像・数量・言語・生活常識・自然科学

図形問題で特に多いのが、「この積み木は何個ありますか」というような立体構成と、「回転させるとどれになりますか」というような平面構成です。頭の中で形を動かす訓練が必要で、実物の積み木を使った操作体験が有効です。

数量問題では、絵を見てどちらが多いかを答える比較問題、「3個もらったら全部でいくつ」という増減問題や1対多対応をはじめとする乗算の問題が頻出です。日常生活の中でお菓子を分ける、果物を数えるといった体験が、問題を解くイメージの土台になります。

言語問題のしりとりは、単に言葉をつなぐだけでなく、語頭・語尾の音を正確に把握する力が必要です。読み聞かせや言葉遊びを日常に取り入れることが、語彙を広げる近道です。

生活常識問題では、桜は春・ひまわりは夏・もみじは秋・雪だるまは冬といった季節の知識などが問われます。図鑑で覚えるより、実際の体験——公園での花見、虫取り、落ち葉拾い——に勝るものはありません。

自然科学問題では、シーソーを使った重さの比較や、動物の仲間など理科的な内容が出題されます。

行動観察・制作:協調性と手先の器用さ

行動観察は、グループ活動の中でどう振る舞うかが見られます。勝ち負けにこだわりすぎない、困っているお友だちに声をかけられる、後片づけを率先してする——こういった行動は、日頃の家庭での関わり方が出やすい部分です。

制作課題では、廃材工作、紐結び、ちぎり絵が頻出です。紐結びは特に練習が必要で、蝶結びが自分でできるかどうかが基準になります。日常的に自分の靴紐を結ばせる、エプロンの紐を結ばせるといった習慣づけが有効です。

まとめ:頻出課題を知って、効率的な準備を始めましょう

小学校受験では、ペーパーテスト・実技テスト・運動テスト・集団テスト・個別テストという5つの形式で、お子さまの知能・技能・運動・行動という4つの力が総合的に評価されます。これだけ幅広い力が問われる試験を、限られた時間で準備していくには、入学を希望する小学校での出題形式と分野を把握した上で取り組むことが不可欠です。

どの領域も、短期間の詰め込みより日常の積み重ねが基礎になります。「何から手をつければいいか」と迷ったときは、まず各領域の頻出課題を把握し、取り組みやすいところから始めてみてください。

理英会出版の教材は、各試験領域に対応した形で段階的に学習を進められるよう設計されています。お子さまの現在の状況に合わせて、必要な教材を選んでいただければと思います。

家庭学習をサポートするおすすめ教材

博士シリーズ

ことば博士【生き物・外にあるもの】【食べ物・身の回りのもの】
お子さまの身の回りにあるものや、日々の生活で出会うものの名前を知り、さらに言葉に興味を持つことで語彙力・国語力を育てていくカード教材です。

詳しくはこちら:ことば博士【生き物・外にあるもの】

ことば博士【食べ物・身の回りのもの】

しぜん博士【植物のなかま】【虫・動物のなかま】
身の回りの虫・動物や植物を中心に、1種を1枚にまとめたカード教材です。身近な生き物や植物から子どもの知的好奇心を引き出し、自然に対する観察力や自然そのものへの興味、さらに学習の姿勢へとつなげていきます。

詳しくはこちら:しぜん博士【植物のなかま】

しぜん博士【虫・動物のなかま】

つみき博士
積む・数えるといった具体的な体験を通して立体構成力や空間認識力を伸ばすための積み木教材です。付属の「つみ方カード」と「みえ方カード」を使い、積む(構成力)と見る(認識力)の両方を実際に確認し、繰り返し取り組むことで、楽しみながら立体構成の基礎を固め、応用力を身につけることができます。基礎レベルから小学校の算数レベルまで、継続的な学びができる教材です。

詳しくはこちら:つみき博士

かたち博士
○・△・□の基本の形と、○を構成する半円、□を構成する直角二等辺三角形から成るプレート教材です。それらの形を組み合わせ、様々な具体物を表現することにより、形の理解力・構成力を育てることができます。

詳しくはこちら:かたち博士

親子で学ぶ ひもとおしW(ダブル)

手先の巧緻性や創造力、仮説思考力や位置の認識力を育てることを目的とした教材です。3×3・5×5・9×9のひもとおし板が各2枚用意されているので、お家の方とお子さまが一緒に取り組むことができます。

詳しくはこちら:親子で学ぶ ひもとおしW

プレイボード

巧緻性や位置の認識力を育てることを目的とした教材です。カラフルなゴムや花はじきを使って形や模様を作る遊びを通して、指先の感覚や巧緻性、位置関係や数の認識力、さらに創造力や集中力など多面的な力を養います。

詳しくはこちら:プレイボード

作ってあそべる制作課題集 基礎編 うみへいこう

 
 

幼児期に身につけたいさまざまな制作技能を、楽しみながら身につけられる課題を豊富に収録しています。A1サイズの「海シート」の上に制作した作品を並べて遊べるため、作った後も楽しく取り組めます。 「作り方BOOK」では、作り方を図解入りでわかりやすく説明しています。各課題で身につく技能はアイコンで示されており、「ワンポイントアドバイス」では制作のヒントや取り組みのポイントも確認できます。

詳しくはこちら:作ってあそべる制作課題集 基礎編 うみへいこう